ガロン実行委員会

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2011年 11月 21日

ガロン第2回展「日本背景」のお知らせ

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ガロン第2回展の概要をお知らせします。

第1回展より引き続き、出品作家はグループ・ガロンから、市川裕司、大浦雅臣、金子朋樹、佐藤裕一郎、松永龍太郎の5名。企画は小金沢智。第1回展に出品した西川芳孝は本人の意思により、今回出品いたしません。

今回は会場である和洋折衷の旧田中家住宅(埼玉県川口市)に合わせ、日本画だけではなく、陶芸、鋳金、染織、木彫から4人の作家にゲストとして参加していただきます。また、ガロンメンバーとのコラボレーションも予定しています。

ゲスト4名は、金理有(陶芸/1980年生まれ)、後藤雅樹(鋳金/1980年生まれ)、前川多仁(染織/1974年生まれ)、山本麻璃絵(木彫/1988年生まれ)の各氏。ガロンのメンバーとも同世代の、70年代から80年代生まれの作家です。

日本画と同様、芸術と工芸の価値観の間で揺れ動いている各ジャンルの中から、アクチュアルな仕事をしている4人に声をかけました。金理有氏は金子朋樹と茶室で、後藤雅樹氏は佐藤裕一郎と洋室で、前川多仁氏は松永龍太郎と和室でのコラボを予定(なお、大浦雅臣は和室で雛人形とのコラボ!)。

1873年ウィーン万国博覧会日本政府出品を機に外国語を訳出して作られた「美術」。誕生の段階から他者とのハイブリッド性を前提としている日本美術の現在地を、大正12年に洋館ができたのち、昭和10年に和館を増築している旧田中家住宅でご覧いただきます。

各表現から日本の背景が見えてくるガロン第2回展「日本背景」展は、埼玉県川口市旧田中家住宅にて、2012年2月14日(火)から3月18日(日)まで。2月18日(土)には、展覧会関連の座談会と、その後オープニングレセプションを予定。ぜひ今からご予定ください。




歴史的建造物活用事業 ガロン第2回展「日本背景」

会期:2012年2月14日[火]—3月18日[日]
会場:旧田中家住宅(国登録有形文化財)/埼玉県川口市末広1丁目7番2号
主催:川口市、川口市教育委員会、ガロン実行委員会 後援:公益財団法人佐藤国際文化育英財団・佐藤美術館 協力、ギャラリー58、gallery neutron 認定:公益社団法人企業メセナ協議会

 ■ 公開時間:午前9時30~午後4時30分(入館は午後4時まで)
 ■ 休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日も休館)、国民の祝日、年末年始(12月28日~1月4日)
 ■入館料:大人200円、小中学生50円
ガロン:市川裕司、大浦雅臣、金子朋樹、佐藤裕一郎、松永龍太郎
ゲスト:金理有(陶芸)、後藤雅樹(鋳金)、前川多仁(染織)、山本麻璃絵(木彫)

 美術という言葉が明治初期に作られてから100年余り。明治6(1873)年のウィーン万国博覧会への出品を機に、外国語の翻訳語としてきわめて対外的な必要性から作られたその言葉は、公と私、西洋と日本、伝統と前衛、技巧と素朴、ハイカルチャーとロウカルチャー、そういったさまざまな質の対立項を次第に呑みこみながら、それゆえのハイブリッド性を核としつつスパイラルに意味内容を更新してきました。
 今や「アート」とも呼ばれ、多種多様なジャンルの中でその表現を進化させている美術なるもの。そのうち、本展出品作家が表現の拠り所とする日本画、陶芸、鋳金、染織、木彫の諸ジャンルは、いずれも明治以降形作られた芸術と工芸の価値観の狭間で今なお揺れている分野です。とはいえ、本展の目的はそれらのジャンル上のヒエラルキーを問い直すことにはありません。なぜなら、それらの作家たちは常に両極へと思考を行き来せざるをえない出自によってこそ、それぞれの表現の可能性を突き詰めているからです。
 展覧会場の埼玉県川口市の旧田中家住宅(国登録有形文化財)の中を歩いて回ると、いかにも洋風然とした外見とは裏腹に、和風の畳敷きの部屋が実に多いことに訪れた方々は気がつくでしょう。それは大正12(1923)年に洋館が建てられたのち、昭和9(1934)年に和館が増築されたからにほかなりませんが、なるほど近代化が西洋化と同義であったと言えども、実際にはそれ以前のしつらえも求められていたということが旧田中家住宅からはうかがえます。
 このように私たちは一様ではありえない日本の背景を抱えながら、雑多とすら言える文化の結節点を日々更新しながら生きています。20代前半から30代半ばの若手作家9名による、ハイブリッドな日本美術の現在地点をぜひこの場でご体感ください。(テキスト:小金沢智)
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by galllllllon | 2011-11-21 13:57 | 第2回展


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